雨水貯留浸透製品として評価
認定された雨水流出抑制施設
都心部でゲリラ豪雨が多発する近年、雨水の流出を抑制する洪水対策用環境整備システムです。
都市部のヒートアイランド現象を緩和する為に、2001年から義務付けられた東京都の自然保護条例の後押しもあり、早いペースで屋上緑化は進んでおり、その動きは各自治体にも広まっています。
また、その一方、最近豪雨による都市災害が注目され、以前は地下にしみ込んでいた雨水が、急激に河川や下水に流れ込み、大きな被害を出しています。その対策として自治体では、雨水流出抑制施設を整備する必要が生じてきました。
そこで2つの義務に同時に応えるために生まれたのが、「スクエアターフ洪水無用」です。
スクエアターフ洪水無用は、雨水流出抑制対策量と緑地面積の確保やヒートアイランド現象の緩和に特化した三層構造の設計となっています。最上段は植物生育の為の土壌コンテナ、中段は植物生育水(雨水等)を貯める貯水槽、最下段は集中豪雨等の雨水を一時貯留する一時貯留槽で構成されています。
標準構成の貯水量と保水能力を合わせると151ℓ/m2、その内、雨水一時貯留能力は60ℓ/m2あり、各自治体で指導している雨水流出抑制対策量を十分満足できる構造になっています。
詳細については、お気軽にお問い合わせください。
製品名 | スクエアターフ洪水無用 |
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構成 | コウライ芝+土壌コンテナ+貯水槽+一時貯留槽 |
土壌コンテナ | 407w×407L×60H (単位:mm) | 高さ145H (単位:mm) 重ねしろ5mm含む | 組合せ高さ230H (単位:mm) 重ねしろ10mm含む |
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貯水槽 | 407w×407L×90H (単位:mm) |
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一時貯留槽 | 407w×407L×90H (単位:mm) | 高さ90H(単位:mm) |
重量 | 施工時:44kg/m2 満水時:195kg/m2 |
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構造 | 踏圧防止構造 根腐防止構造 コンテナずれ防止構造 雨水一時貯留構造(自然排水方式) |
性能 | 耐負圧力:10,000N/m2対応可能 |
上の図のように、降った雨水の流れは、植物を伝わり土壌コンテナから貯水槽へと流れ、貯水槽で60ℓ/m2溜められる。それ以上の雨が降ると貯水槽内に設けられている送水口から、一時貯留槽へと流れます。一時貯留槽に貯まった雨水は、脚部に設けられた特殊不織布で吸い上げられ、24時間以内に動力なしで外部へ自然排水されるよう設計されています。この時の排水量は12~25mm/hrなので、河川の処理能力より下回り河川の負荷が軽減できますし、動力を使いませんのでランニングコストの削減につながります。地上部にも屋上部にも設置可能です。
動力なしの自然排水の為、コストの大幅削減が期待出来ます!
「スクエアターフLight」の施工工程と同じですが、ゲリラ豪雨対策用の一時貯留槽が加わります。