• 接続部から負荷分岐
  • 省スペース
  • プレハブ施工
  • 確実な接続

E-BD型絶縁バスダクト

幹線の自由度を
飛躍的に向上させたバスダクト

バスダクト接続部に方向性が無いので施工性が良く、さらに接続部に負荷分岐機能をもたせたことで電源負荷の増・移設に自在に対応が可能です。
定格電流も600A~6000Aまでカバーでき、様々なシーンでご使用頂ける汎用性の高い当社主力のバスダクト製品です。

製品詳細

PRODUCT SPECIFICATION

仕様

適用規格 JIS C 8364
保護等級 屋内:IP3X 屋外:IP44(ただし、換気部は除く)
導体 アルミニウム導体又は銅導体(電気めっき仕上げ)
絶縁物 耐熱ポリエステルシート 多層巻き
ケース 亜鉛めっき鋼板 または ガルバリウム鋼板 + アルミニウム押し出しハウジング 
標準塗装色
(表面仕上げ)
鋼板部:5Y7/1(半艶) または ガルバリウム鋼板
アルミ部:電解着色(ステン色アルマイト処理)
アース接続 ケースアース方式
設置場所 屋内 屋外

定格

配電方式 三相 3線/三相 4線/単相 3線/単相 2線/直流
定格電圧 600V(交流)
750V(直流)
定格電流 三相 600A~6000A
単相 800A~3500A

製品の特長

PRODUCT FEATURES

  • 接続部からの負荷分岐

    POINT 01接続部からの負荷分岐

    バスダクトの負荷分岐機能を接続部に付加したことで、急な負荷の増・移設にも自在に対応が可能となり、トータルコストも抑えることができます。

  • 配線の省スペース化

    POINT 02配線の省スペース化

    バスダクトは大容量を一括で配線することができるため、ケーブルと比べ布設スペースを小さくすることができます。簡素化された配線は、系統管理も効率的に行うことができます。
    バスダクト同士の最小布設間隔は、3 線式で180mm、4 線式で200mmとコンパクトな施工が可能です。

  • 工程にあわせた施工性

    POINT 03工程にあわせた施工性

    バスダクトはプレハブ施工ができ、工程にあわせた施工が可能です。縦幹線であれば、建築工程にあわせた各階ごとの施工が、横引き幹線の場合は、エリアごとの施工ができるので、作業員の分散と工期の短縮が可能です。

  • BCPに最適

    POINT 04BCPに最適

    耐震性に優れたバスダクトは、BCP(事業継続計画)に対応しやすく、非常時に稼働する発電機からの給電用にも採用されています。非常時に電気が欲しい場所へ、プラグイン分岐ボックスを差し込むだけで給電ができ、万が一の際も柔軟な対応が可能です。

  • 確実な接続

    POINT 05確実な接続

    バスダクトの接続部に採用されている「パーフェクトボルト」は、締め付け確認機能や緩みを防止するロック機構など、接続ボルトの性能をパーフェクトに管理・維持する機構を備えております。施工からメンテナンスまでトータル的に接続部の安全を守り、増し締め不要のメンテナンスフリーを実現しました。
    【詳細はパーフェクトジョイントシステムを参照】

  • トータルコストの削減

    POINT 06トータルコストの削減

    バスダクトはプレハブ施工で工事費の削減が望めます。また、幹線をまとめて一括で給電することで、高い需要率が適用できるため、変圧器の出力に合わせた効率的な幹線設計ができ、イニシャルコストの削減が可能です。その他、負荷分岐の容易さは、負荷の増・移設の際のランニングコストも抑えることができます。

  • 意匠性のある外観

    POINT 07意匠性のある外観

    バスダクトであれば、配線系統がすっきりとまとまり、見た目にもきれいに仕上げることができます。また、ガルバリウム鋼板を使ったケースは、銀白色の意匠性のある外観をしており、近代建築のデザインにもマッチします。

ガルバリウム鋼板仕上げについて

GALVALUME STEEL PLATE

バスダクトのケースはガルバリウム鋼板を標準仕様としております。

ガルバリウム鋼板
オプションにて指定色も対応致します。指定色の場合においても、ジョイナ側板及びアルミ部は標準色となります。
ウィスカ仕様への対応に関しては、別途お問い合わせください。

1. 耐久性に優れている

犠牲防食作用により、通常の亜鉛めっき鋼板と比べ3~6倍の耐久性を持っています。

2. 柔軟な納期対応

ガルバリウム鋼板の生地でケースを製作する為、塗装工程が不要となり、柔軟な納期対応が可能です。 また、塗料も使わないので、環境にも優しい鋼板です。

3. 熱反射率に優れている

熱反射性能が70 - 75%と、通常の亜鉛めっき鋼板(30 - 40%程度)に比べて熱反射率が高い鋼板です。

4. 美観に優れている

ガルバリウム鋼板の表面は銀白色の微細なスパングル模様で、意匠性のある表面外観です。

5. ウイスカ対策

ウイスカを発生させる可能性のある電気亜鉛めっき鋼板を使用しない為、ウイスカ対策を検討する案件にも対応可能です。

ガルバリウム鋼板の特性

ガルバリウム鋼板の特性

図1:ガルバリウム鋼板の犠牲防食作用

ガルバリウム鋼板は、アルミニウムの不動態化皮膜による耐食性と亜鉛の犠牲防食作用を合わせ持つ、長期耐久性に優れたアルミ・亜鉛合金めっき鋼板です。

特性

ガルバリウム鋼板の表面は、アルミニウム含有率の高い部分で覆われており、その表面には化学的に安定で緻密なアルミニウム酸化皮膜が形成されます。通常の環境下では、その皮膜は保護皮膜として、素地の錆の発生を防止します。めっき層に欠陥部(ピンホールやきずなど)が生じた場合、アルミの酸化被膜と亜鉛の犠牲防食作用により、錆は素地内部に進行することはありません。

詳しく見る

ルート 概要図

ROUTE OVERVIEW

直線バスダクトと各種ジョイナ・ユニットを組み合わせることによって、どのようなルートも形成することが可能となります。

ケーブル配線との比較

COMPARISON

→ 表は右にスクロールできます

CVケーブル E-BD型バスダクト
CVケーブル E-BD型バスダクト
概要
  • 銅導体を使用。
  • 架橋ポリエチレンで絶縁している。
  • 容量 最大600A(325mm2)
  • アルミあるいは銅導体を使用。
  • ポリエステルシートで絶縁している。
  • 鋼板に覆われている。
  • 容量最大 6000A
メリット
  • 製品本体に柔軟性があり、耐震性が高い。
  • バスダクトより使用場所に制限がない。
  • 在庫があるため即納が可能。
  • 鋼板に覆われている為、延焼経路にはならず、ダイオキシンの発生がない。漏洩磁束の発生も少ない。
  • 組み立て式の為、部分施工ができる。
  • 負荷の増移設が容易である。
デメリット
  • 火災や焼却時にダイオキシン等が発生するものがある。
  • 工事が一括施工になり、部分施工が難しい。
  • 単体では電磁シールド効果がない。
  • 負荷の増移設時には、新たに幹線敷設をしなければならない。
  • 受注生産の為、在庫はない。
  • 使用場所に制限がある。(屋外、屋内型がある)。
  • ケーブルと比較して本体自体には柔軟性がない。(建物に比べて十分な柔軟性を持っているので、耐震性は問題なし)
  • 現場加工ができない。

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